仕事が山積みになってしまっていたり、試験勉強をしなければならない状況だったり、古くからの友人と再開して飲みに行ったりすると徹夜になってしまうケースがあります。また、平気で徹夜を何度も行ったり、2日や3日の徹夜をしたりしている人も少なくありません。
徹夜は本当に人の身体にとって大丈夫なのかどうかについては賛否両論ありますが、基本的には長くなればなるほど命のリスクを伴うものなので避けて通ることが大切です。睡眠の必要性については個人差が大きく、ほとんど寝ていなくてもいつも元気な人もいれば、10時間近く寝ないと昼間は眠くてしょうがないという人もいます。生物種による違いになると、数十分でいいものから1日の半分以上は睡眠時間というものまで、違いがさらに顕著です。
ただ、生物種が違ったとしても、睡眠が生きるために必要なものであることは動物を使って実験的に示されています。有名なのが、マウスを使った実験の事例です。常に動き続けなければならないカゴの中にマウスを入れたところ、マウスが死んでしまったという研究事例があります。過労によって死が早められたという解釈もできますが、それであればなおさら、疲れを取るために睡眠時間が必要だということを示唆しているといってもいいでしょう。
どれだけ寝なくても生きていられるかというのは、人によって違いがある可能性があります。溜め込んでいる疲れの量も時と場合によって異なるため、むやみに徹夜をするのは危険という認識を持つことが大切です。